ゆきが来て3週間、姉妹になって2週間

ゆきが来て3週間、姉妹になって2週間

ゆきが我が家にやって来て3週間。

そして、はなと顔を合わせて同じ1階で過ごすようになってから2週間が経ちました。

毎日ふたりを見ていると、少しずつ、でも確かに姉妹としての距離が近づいているのを感じます。

好奇心いっぱいのゆき

ゆきは本当に好奇心旺盛です。

年上の はなに対しても物怖じする様子はなく、とにかく構ってほしくて自分から近づいていきます。

子猫らしくマイペースで、その瞬間その瞬間を全力で楽しんでいるようです。

部屋のあちこちを探検しながら、はなと遊びたくて仕方がない様子で毎日を過ごしています。

トイレも初日から問題なく使ってくれました。

1階に並べて置いてある2つのトイレを、まるで前から知っていたかのように堂々と使い分けています。

物陰に隠れて出てこないということもまったくなく、新しい環境にもすぐに馴染んでくれました。

最初の1週間、はなの戸惑い

一方で、はなにとっては大きな変化でした。

今まで自分だけのものだった空間に、突然元気いっぱいの子猫がやって来たのですから無理もありません。

顔合わせから最初の数日は、はなの緊張やストレスがはっきりと伝わってきました。

・尻尾を立てている姿をほとんど見かけない

・血便が2度ほど出た

・食欲はあるものの、どこか落ち着かない

・ゆきに追いかけられると私の部屋へ逃げ込み椅子の下に隠れる

・ゆきが距離を縮めようとすると「シャー」「ウー」と威嚇する

はなが今まで大切にしてきた居場所を取られてしまったように感じていたのでしょう。

寂しさや不安、戸惑い。

そんな気持ちを抱えながら過ごしていたように見えました。

それでも毎日、朝と夕方のご飯はできるだけ一緒に食べるようにして、少しずつ距離を縮めていきました。

すると、ふたりの関係にも少しずつ変化が現れ始めたのです。

2週間目に見えてきた変化

最初の頃は、ゆきに追いかけられて逃げるばかりだった はな。

ところが今では追いかけたり、追いかけられたり。

お互いに走り回る姿が見られるようになりました。

威嚇の仕方も変わってきました。

最初の頃は恐怖心から来る低い唸り声でしたが、今では「それ以上はダメよ」と言い聞かせるような短く穏やかな「ウーッ」。

怒りというより、お姉ちゃんが妹を叱っているようにも聞こえます。

まだ完全ではありませんが、鼻と鼻を近づける仕草も見られるようになりました。

じゃれ合いや取っ組み合いになることもありますが、お互い爪は出していません。

本気のケンカではなく、関係を作るための大切なやり取りなのだと思います。

今では朝ご飯のあとと、お休み前の時間が「姉妹の運動会」の時間になっています。

そのせいか、はなの食欲も以前より増してきました。

朝の運動会が終わると、

はなはお気に入りの宇宙船で。

ゆきはダイニングテーブルの上で。

それぞれ昼過ぎまで気持ちよさそうに眠っています。

夜になると、これまでと変わらず はなを抱っこして寝室へ連れて行きます。

すると、ゆきもその後をついてきます。

まだ寝る場所は別々ですが、同じ部屋で眠ることが当たり前になりました。

はなはタンスや鏡台の上。

ゆきは私や家族の布団の上。

そんな夜の風景が少しずつ日常になっています。

私が気をつけていたこと

ふたりが顔を合わせるようになってから、私自身が意識していたことがあります。

それは、姉妹同士で解決できることにはできるだけ介入しないこと。

取っ組み合いになることもありましたが、爪を立てたり本気で噛みついたりする様子はありませんでした。

もし危険な様子があれば止めるつもりでしたが、ラグドールらしくケンカそのものもどこか控えめです。

だから私は見守ることを選びました。

そして毎晩、寝る前には はなを優しく抱っこして、

「今日もいっぱいゆきの遊び相手になってくれてありがとうね」

そう言葉にして伝えてきました。

先住猫である はなの気持ちを汲み取ってあげること。

それはとても大切なことだったように思います。

少しずつ、お姉ちゃんになっていく

ゆきが来て3週間。

ふたりが顔を合わせて2週間。

はなにとっては、寂しさや不安と向き合う毎日だったと思います。

我慢することもたくさんあったはずです。

それでも、不器用ながら姉らしく振る舞おうとしている姿が見えるようになりました。

最近の はなを見ていると、

「この家には私の居場所がちゃんとある」

そんな安心感を少しずつ取り戻しているように感じます。

そして同時に、自分より小さな妹を受け入れながら、お姉ちゃんとして成長しているようにも見えるのです。

まだ寄り添って眠るような仲ではありません。

でも、2週間前には想像できなかった景色が、今はたくさんあります。

姉妹の歩幅はゆっくり。

けれど確実に、同じ方向へ向かって進んでいるようです。